117V用のアンプを100Vで使用した場合の影響
正規品であるかどうかに関わらず、ヴィンテージ品のマッキントッシュアンプは117V仕様です。
117V仕様のアンプをそのまま日本のコンセント100Vで使用した場合の影響についてよくお問い合わせをいただきます。
電圧を確保しなければならないところ(パワーガードのオペアンプとか)は定電圧化されているようなので、問題なく動作すると思いますが、それ以外は全般的に電圧が低下しますので、増幅できる電圧が低下します。
メインアンプでは所定の出力電力よりも低い出力しか得られなくなります。
プリアンプでは、最大出力電圧が下がりますし、入力の許容電圧も下がります。
ただ、人の耳でそれを聞き分けられるかどうかは個人差に寄ると思います。
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大変参考になっております。
アンプ内部の電源電圧は、どこをみたら良いですか?初めて蓋を開ける素人です。よろしくお願いします。
マッキントッシュC33、同じくMC2255で音楽を聞いております。
C33とMC2255はヴィンテージに該当するでしょうか?
117vで使用していいでしょうか?
教えてもらえるとありがたいです。
お使いのマッキントッシュC33とMC2255が117V仕様かどうかの確認が必要です。
アンプの筐体に電源電圧仕様の表示は見当たりませんか?但し、シールは剥がれてしまっていることがありますので、必ずしも信頼できません。
アンプの内部を見て、電源電圧の仕様を確認する方が確かです。
117V仕様の場合を想定すると、
アンプは電源電圧にある程度の幅(許容)を持った設計ですが、念のために110~115V程度で動作させる方が安心です。
周辺の環境、時間帯により、コンセントの電源電圧は変化します。
リスニングルームに定電圧電源の環境があるようでしたら、
117V仕様の場合は、115Vくらいで動作させると良いように思います。