マッキントッシュ アンプ

不具合が再発するオーディオ機器

他社で修理を受けたが治っていない、不具合が再発するアンプが当社に持ち込まれることがあります。
ネットなどの情報を含めてメンテナンスに信頼をおけると言われるところでメンテナンスを受けたアンプも少なからずあります。

こちらでアンプを預かって内部を確認すると、ヴィンテージ時代のアンプの例では、

・修理のための交換パーツがあり合わせのもので済まされ、回路が変更されて、ノイズを発しているC11。
・原因を確かめないまま、または原因の切り分けができないまま対処療法的な処理がされたもの。
不具合原因がよく分からないまま順番にパーツを交換していった結果、貴重なパーツのほとんどが交換されてしまったMC275や接触不良の箇所を特定できず基板、スイッチ、ヴォリューム、真空管のソケット、全ての箇所に接点復活材を噴きつけられたC22がありました。オーディオ機器に接点復活剤を使う悪影響

このような場合、こちらでほとんど一からアンプを組み直したこともあります。

ヴィンテージオーディオ堂のメンテナンスの取り組み方

当社ではあまり手を広げずにマッキントッシュ社のヴィンテージ時代のオーディオ機器と比較的古い時代のオーディオ機器のみのメンテナンスを行ってきました。
・お客様が把握されているこれまでのメンテナンス歴、不具合現象、ご要望をお聞きして、お客様との間ですり合わせ十分に行います。アンプのお預かり前からメンテナンス完了後の返却まで、メールのやりとりは平均して数十回程度になります。
・メンテナンス方針は社内の複数人で考えて意見交換をして、特定の作業を実施するリスクを考慮しながら一番良い方法を探ります。
・メンテナンス前の機器の点検・試験、メンテナンス中のチェック、メンテナンス後の試験まで複数人で確認します。確認の範囲は、ネジ一本ずつの締め付け、半田一カ所ずつのチェックなど丁寧に行います。
・時どき不具合原因がよく分からないことに遭遇することがありますが、十分に時間をかけて考えて、チェックを繰り返すなど、しつこく取り組むことで、気が付くことや新しい発見があります。
・60代、70代の技術者とマッキントッシュ社のアンプを取り扱いはじめて15年の40代の責任者が一緒になって取り組みます。

メンテナンスをご依頼いただいたお客様から、こんなにも日数がかかるとは思わなかった、と言われることがありますが、
お日にちをいただいた上でお預かりした機器に向き合い、返却後は安心してお使いいただけることを重視しております。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

マッキントッシュ c22 メンテナンス方針

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