マッキントッシュ アンプ

プリアンプとパワーアンプの音の性格

マッキントッシュC28,C22,MC2105のメンテナンスのご依頼をいただいたお客様からご質問をお受けしました。

お客様からのお問い合わせ内容

おそらく、よく疑問・懸念されることかと思うのですが、セパレートタイプ-スピーカーというシンプルなシステムにおいて、スピーカーが同一である場合に、プリアンプとパワーアンプですと、どちらの音の性格が音に現れやすいのでしょうか。
例えば両方ともマッキントッシュから、どちらかの片方をマランツに変えるとして、プリアンプをマランツにした方が音が全体的にマランツの性格が強くなるのか、反対にパワーアンプをマランツにした場合の方がマランツの性格が強くなるのか。好み、とか、良い、と言う話になるとこれはもう個人の識断に依るしかないのですが、アンプ部のどちらの段が、アンプ部だけで言った場合には音の性格の影響が強いのか、お話お聞かせ願えませんか?

こちらからの返信内容

おそらくプリアンプのほうがメーカーの性格は出やすいと思います。
パワーアンプのほうはフラットな周波数特性を目指しますので、フィードバック回路はシンプルで、設計の違いは出にくいと思います。違いが出やすいのは出力トランスくらいかと思います。マッキントッシュ社のパワーアンプは出力トランスがその特徴の一つです。
一方、プリアンプのほうでは、フォノイコライザはRIAAの周波数特性を実現するために3つの時定数のフィードバック回路の回路構成やパーツの組み合わせなどで設計の違いが出やすいと思います。また、トーンコントロールもBASS・TREBLEともに±0にしたときにどれだけフラットに近い周波数特性になっているかも設計によって異なる可能性があると思います。

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