マッキントッシュのヴォリューム、スイッチの接触不良
スイッチやヴォリュームの酷いガリや接触不良は、パーツの分解オーバーホールで改善します。
音質に影響が出る箇所もあります。
1 C28などのセレクタースイッチ
2 ヴィンテージマッキントッシュに使われているロータリースイッチ、ヴォリューム
3 C22やMX110に使われているロッカースイッチ
のオーバーホールについて
4 その効果と注意点について
説明いたします
1 マッキントッシュ C28のセレクタースイッチの分解オーバーホールの様子です。
C28のセレクタースイッチの配線は複雑で、リード線は硬化しているため、丁寧に脱着します。また、スイッチを構成しているパーツは小さく、パーツの接点の接触具合をうまく合わせて復元します。
2 マッキントッシュのローターリスイッチをオーバーホールのために分解した写真です
ロータリスイッチは接点が多く、作りが複雑で繊細です
内部のパーツが破損していたり、接点の部分に油のようなものが付着していたりします
内部を修復することで、パーツのコンディションが回復します
2 マッキントッシュ C22のロッカースイッチを分解した写真です
3 スイッチやヴォリュームをオーバーホールすることで、
パーツの構造と内部のコンディションによりますが、再生することができます
新品の純正パーツを入手し交換を行う方が良いですが、純正パーツを入手できない場合は、ヴォリュームやスイッチの分解・オーバーホールを行います。
内部のパーツは小さく経年により劣化しています。
作業中に、万が一に内部の小さなパーツが折れてしまうと復元できず、そのスイッチ、ヴォリュームは使い物になりません。
パーツの組み立ての際は、適切な力で締め付ける必要があります
締め付け具合で、接点の接触の程度、スイッチやヴォリュームを操作するときの感触に差がでます。
また、組み立てを間違えると正しく動作しません。
マッキントッシュのスイッチやヴォリュームの分解、オーバーホールは、
内部の構造を理解した上での丁寧な作業と経験が要求されます。
古いパーツなので、何度も組み直すことができず、一発勝負の作業です。
慣れない方が、ヴォリュームやスイッチの接点を無理して磨いた結果、パーツの金具が緩み、不具合が出ているものや、
接点復活剤のような油を吹き掛け、ヴォリュームやスイッチが使い物にならない状態のものにも過去に遭遇しました。
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