マッキントッシュ アンプ

MA6200 メンテナンス後のご相談

1年半前にマッキントッシュ MA-6200のメンテナンスをご依頼いただいたお客様から、MA6200に不具合が出ているとのことでご連絡をいただきました。
ヴィンテージオーディオ堂では、修理・メンテナンス後のご相談にもしっかりと対応いたします

アンプの不具合症状

以前と同じ症状(R-chの音の途切れ)が生じるようになってしまった

音圧を上げてしばらくすると音が抜ける、という全く同じ状況
使用頻度は平均週1~2回程度

お客様に試していただいた内容(こちらからお送りしたメール文)

前と同じような症状ということで、接点の接触不良の可能性が大きいと思います。次のことを試してみていただけますか

1)スピーカー端子1はバネがこわれていたので、2か3を使われていると思いますが、今使っていないほうへつなぎ換えてみてください。
2)プリ部とメイン部をつなぐ背面のジャンパ線をクロスさせてください。(プリの右出力をメインの左入力へ、プリの左出力をメインの右入力へ)
これで左のスピーカーの音が途切れるようならプリ部の問題なので、
TAPE MONITOR1,2、MODE SELECTOR、INPUT SELECTORを何回か操作して症状が変わらないか試してみてください。
1)2)を試しても現象が変わらない場合、リレーの接点の可能性が高いと思います。何かリレーの接点を劣化させる原因があるのかも知れません。

音が出るようになったとのご連絡

ジャンパ線の差し替えてL-chに途切れが生じたため、
input部のセレクターを何度か切り替えてみたところ、
音が抜けました。元通りのとても良い響きです。

ヴィンテージオーディオ堂のコメント

以前お預かりし修理した際は、基板上に接触不良の問題が生じていました
今回はスイッチに生じた接触不良でした

不具合症状が同じでも、同じ箇所の不具合とは限りませんので、
個別の機種の回路図を理解し不具合箇所を絞り込む作業が必要です

スイッチやヴォリュームに関しては、メンテナンスでお預かりした際に清掃・洗浄を行いますが、
新しいものではありませんので、回さない期間が長く続くと接触不良が出てくることがあります。

回すことで接点が良くなりますが、回しすぎは接点をいためるので控えてください
また、接点復活剤を使用するとパーツが使い物にならなくなります。
アンプのスイッチやヴォリュームに接点復活剤を使う悪影響

ヴィンテージオーディオ堂では、ヴォリュームやスイッチのオーバーホール、新品のパーツへの交換も行っています。
新品パーツの入手、パーツのオーバーホールの可否は、個々のパーツで違いますので、まずはご相談ください

読んでいただいたご感想やご質問など下のフォームから気軽にお寄せ下さい。
ヴィンテージオーディオ堂からこちらへの書き込み、あるいはEメールにて返答いたします。

方法は簡単です。名前(ニックネーム)とコメントを入力し送信ボタンをクリックしていただくだけです。

“MA6200 メンテナンス後のご相談” への4件のフィードバック

  1. 田中憲章 より:

    MA6200のフロントパネルの交換はいくらぐらいかかりますか?
    気泡が目立つための交換です。

  2. 悠木涼介 より:

    MA6200を使用していますが、POWER GUARDのNORMAL(R)ランプが切れてしまいました。またSP端子1も一カ所欠けてしまいましたが、代替部品はあるでしょうか?もしあるようでしたら、金額も教えて頂けませんか。宜しくお願いいたします。

    • ヴィンテージオーディオ堂 より:

      ご質問をいただきまして、ありがとうございます
      MA6200のランプに関しましては、マッキントッシュの純正部品を用意しています
      スピーカーターミナルに関しましては、在庫はございませんが、入手を試みます
      なお、パーツのみの販売は行っていません
      ご依頼の際は、お問い合わせフォームあるいはメールにてご連絡いただけたらと思います

      • 悠木涼介 より:

        早速ご回答いただき、ありがとうございます。
        パーツのみの販売は行っていないとのことですが、
        本体を送って修理を依頼した場合、いくら位かかるでしょうか?
        できれば自分でやってみたいのですが・・・・・。
        宜しくお願いいたします。

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